あがり症を克服するには?
あがり症と一言でいっても、症状には人それぞれ大きな違いがあります。
傍目にはわからない「汗ばむ、心臓がドキドキする」程度のもの。赤面する、動悸や息切れがする、俗に言う「頭の中が真っ白になる」というもの。対人恐怖症、社会不安障害のような極度のものまで、あがり症の症状は様々です。
日本人の90%は「人前に出るとアガってしまう」というアンケート統計データがあります。多くの方が「自分はあがり症だ」と思っているわけですが、対人恐怖症のような専門的治療の必要な場合はごく稀で、そういう場合には専門医による治療が必要となってきます。
一般的なあがり症を克服するにはどうすればいいのでしょうか?催眠療法とか催眠暗示法、心理療法などの言葉もよく耳にします。
今、この文章を読まれている方のほとんどは、インターネットで「あがり症」という字句で検索したことのがあるでしょう。そして「あがり症」の検索結果には「話し方」という言葉が頻繁に現れることにもお気づきでしょう。
「話し方」をマスターすることが、ほとんど全てのあがり症の方に効果のある克服法だからです。「人と話すことに自信が持てるようになって、あがらずに人前で話ができるようになったら、あがり症を克服できました」という人が非常に多いのです。
あがり症の原因は、他人にあがっていると思われたくないとか、大勢の視線が怖いとか、未知の体験だから、などなどいろいろあります。それぞれにいろんな対処法が言われていますが、結局のところ慣れてしまえばあがらなくなるわけです。
初めての体験では誰でも緊張します。でも、それが毎日続くと緊張しなくなることは容易に想像がつくでしょう。
ですから、あがり症を克服する方法は慣れることです。というのはちょっと短絡的ですね。
例えば、100人の前でスピーチをするとか、1000人の前で講演をするなどということは、普通の人にはめったにないことですから、一生かかっても慣れるということは難しいことです。
ところが、「初対面の人と話をするときはあがってしまう」という人が「初対面の人と話をする」ことに慣れるのはそれほど難しいことではありません。ちょっとの努力でそういう機会はいくらでもあるからです。
初対面の人と平気で話せるようになると、10人の前で話をする時でもあがらないようになりますし、話し方に自信が持てるようになれば、めったにない大勢の前でのスピーチでもそれほどあがらなくなります。しいては、スピーチに限らず、あがることがなくなるわけです。
ほとんどの場合、あがり症を克服するには、話し方に自信を持てるようになることが一番の近道なのです。
「自分自身に自信が持てる人間になる」ということは簡単なことではありません。人より多くの知識を身につけ、人より優れた技術を修得するには大変な努力が必要です。
しかし、話し方を変えることは難しいことではありません。難しい知識も多大な努力もいらないからです。ほんの少し話し方を意識するようにするだけであなたの話し方は大きく変わります。話し方に自信が持てるようになれば、人と話すことが好きになり、自分自身に自信が持てるようになってきます。性格を変え、人生さえも変えてしまう可能性を秘めています。
社会生活を送っていくなかで、人と話をするということは避けて通れないことです。上手な話し方を修得することは、今後のあなたの人生に、目に見えない大きな効果を与え、失われることのない大きな財産になるのです。
あがり症、口ベタの最大の原因は「人と話すことへの苦手意識」で、その原因は「話すことへの消極性」です。積極的に、真剣に「話し方」ということについて取り組んでみてください。
この話し方教室では、「人前では、、、スピーチでは、、、」という言葉がよく出てきます。
「人前で話すこと」と「1対1」で話すことは基本的には同じことです。
「私は人前で話すことはめったにないから関係ないかな」と思われる方にも参考になることが非常に多く含まれていますので、「人前では、、、スピーチでは、、、」を「人と話すときは」と置き換えて読んでください。
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